東北大学MOOCコンテンツ
東北大学サイエンスシリーズ
2024年8月6日閉講
東北大学サイエンスシリーズ第6弾
「痛みと麻酔科学」
講師
[医学系研究科] 山内正憲 教授
[医学系研究科] 大西詠子 講師
[東北大学病院] 杉野繁一 准教授
開講日:2024年6月5日(水)
募集開始日:2024年5月8日(水)
受講登録は終了しました
講座概要
麻酔は手術中の患者さんが痛みを感じないだけではなく、ストレスを除去し、手術後も神経ブロックという技術で痛みがなくなるようにコントロールします。麻酔はとても繊細な技術と知識を必要とします。
一方、スポーツで集中していたり危機一髪というときには、痛みや炎の熱さを感じないことがあります。反対に、集中力がないとちょっとしたことで痛みを強く感じます。痛みとは何なのでしょうか?
この講座では、ゲノム医療を用いた最先端の麻酔研究や、神経ブロックという注射の技術を可視化する開発、ペインクリニック診療などを行っている3名の麻酔科専門医が痛みと麻酔について説明します。この講座をきっかけに麻酔科学に興味を持ち、痛みから解放されるきっかけとなれば幸いです。
第1週は、痛みという感覚が皮膚や内臓から脳に伝わるまでの基本知識を簡潔に説明します。さらに、痛みとストレスの関係、痛みが強まったり弱まったりするメカニズムも紹介します。
第2週は、代表的な麻酔方法である全身麻酔と区域麻酔について説明します。さらに、麻酔の本質は全身管理の難しさであることを紹介します。
第3週は、ペインクリニックという痛みに対する医療について、様々な疾患を例に説明します。起きている人の鎮痛の難しさや不思議なことも示します。
第4週は、未来の鎮痛と麻酔をお見せします。私たちの研究や取り組みから、今後の医療について考えてください。
※本講座は、2022年8月開講の第1回及び2023年6月開講の第2回と同じ内容となり、課題の一部を変更しております。
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