東北大学で学ぶ高度教養シリーズ

2020年12月15日閉講

東北大学で学ぶ高度教養シリーズ第3弾
「家族と民法」

白鷗大学 大学院法学研究科 水野紀子教授(東北大学名誉教授)
開講日:2020年10月14日(水)
募集開始日:2020年7月22日(水)

受講登録は終了しました

講座概要

家族と法は、相性が悪いと言われる。夫婦が相互に愛し合い、両親が慈愛に満ちた聡明な育児をすることが理想だとしても、法は、たとえば愛を失った配偶者に愛することを強制できない。しかし民法は、家族間の権利義務を定める。それはどのような内容で、どのような機能を果たすのだろうか。この講義では、それを考えてみたい。
150年前に明治維新を迎えた日本は、欧米諸外国との不平等条約を改めるために立法作業をすすめ、120年前に明治民法を立法した。「家」制度を定めていた明治民法が、個人の尊厳と両性の本質的平等を要求した日本国憲法に従って、70年前に大改正されて「家」制度が廃止され、現在の民法になったことは、常識として知られている。しかし現在の日本民法が定める家族法であっても、モデルにしたヨーロッパの民法とは相当に異なっていることは、それほど知られていない。日本家族法の特殊性とその抱える問題性を、比較法的な観点からも検討する。

※本講座は、2019年1月に開講した第1回、10月に開講した第2回と同じ内容となり、課題の一部を変更しております。

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