解明:オーロラの謎
数千人を超える人たちに授業をしたのは初めてで、これまでの教育のキャリアの中で、最もエキサイティングな瞬間でした。一方通行の授業ではなく、ディスカッションボードで議論が起きる事も、新鮮な経験でした。手伝ってくれたTAの二人も刺激を受けたと話しています。
今回の企画(東北大学サイエンスシリーズ)は、教育担当の花輪理事の言葉にもありますように、高校生のみなさんに向けた、サイエンスの世界からのメッセージです。オーロラ現象は、太陽と地球のかかわりの一つに過ぎませんが、そこにも、多くの基本原理が見い出されます。そして、オーロラ現象が、物理学や化学の基礎原理で理解できる事が、この分野が精密科学として歩んで行く背景になっています。
私自身、岩手県の高校生だった頃、NHKブックスの2冊(宇宙空間の科学、神秘の光・オーロラ;いずれも 小口高 東大教授著)を読み、人工衛星からオーロラを見てみたいと思ったものでした。それがきっかけとなって、東京大学宇宙航空研究所・鹿児島宇宙空間観測所にて、ロケット打上げに臨んだのが、22歳の時でした。気が付くと、私、来年60歳になりますが、あっと言う間に時間が過ぎています。
今回、視聴して下さった高校生のみなさんは、どんな夢を持っているでしょうか。願わくば、サイエンスに強くかかわった内容である事を期待したいと思います。遠い宇宙から極微の素粒子の世界まで、サイエンスは、どんどん、研究領域を広げています。そして、生命の誕生や進化も、扱う事が出来る時代です。
東北大学サイエンスシリーズは、今後、さまざまな分野を扱って行きます。引き続きの視聴をお願いしつつ、私からの結びの言葉にしたいと思います。
2か月間、どうもありがとうございました。